どうも。世界太郎(仮)です。
タイトルはとある諺なのですが、これが読める人っているんでしょうか…
僕は漢字には割と自信があるのですが、これはマジで読めなかったです。
知りたい人は「続きを読む」をクリックしましょう(悪質ブログテクニック)。
正解は、「あばたもえくぼ」です。
「いや知らんがな!なんやそれ!」と思う方もいらっしゃるでしょう。
これは、ざっくり言えば「好きになった人ならその人の欠点でさえも長所に見えてしまう」という意味の諺です。
小学生のころ、「おじゃる丸のことわざ辞典」で覚えました。
痘痕(あばた)とは天然痘が治った後に皮膚に残るくぼみだそうです。
靨(えくぼ)は口元のかわいいアレですよね(調べるのめんどかった)。
引用元:
なぜこんな話を、というと、近年の自分にとても関係する諺だと思ったからです。
男の人の多くは、1度は「アイドル」にはまったことがある人はいるんじゃないでしょうか。
私は、高校生まではアイドルとは無縁の趣味をしていました。
同級生が楽しそうにAKB48やアイドルマスターについて談笑していても、「へえ」と聞き流す程度でした。
しかし、大学に入った瞬間から、私は男が一度は通るであろうアイドル沼に迷い込んでいきました。
大学1・2年の俺「ラブライブ!海未ちゃん!うおおおおお」
大学3・4年の俺「バンドリ!日菜ちゃん!うおおおおお」
大学院1・2年の俺「VTuber!いろは!うおおおおお」
立派なアイドルオタクの爆誕です。
少しだけ説明すると、園田海未ちゃんはスクールアイドル、日菜ちゃんはアイドルバンドのメンバー、金剛いろはは高校のアイドルを目指す部活の部員です。
そんな訳で意図せずアイドルに傾倒した6年間だったのですが、没頭しているときにふと気づいたことがありました。
どうも自分は、偶像を崇拝しすぎるきらいがある。
- ただそのキャラが出ているだけの興味のないキャンペーンに飛びつきそうになる。
- 特に好きでもないはずの属性を、その子が持っているからというだけの理由で推しポイントとして語る。
- 本来は人に好かれないであろう行動を、「彼女らしいな笑」で片づけている。
これがまさに「痘痕も靨」*1である。
- 海未ちゃんは明らかなオーバーワークを自己の価値観だけで他の部員にも強要しようとしたことがあるし、
- 日菜ちゃんは自身の天才性ゆえに他人の気持ちを慮れず悪意なしにメンバーの悩みを抉ったことがある。
- ごんごん*2はとても天然で、配信でたびたび音割れしてはリスナーの鼓膜の強度テストを行うし、鈍すぎて謎解きが一向に進まずリスナーをイラつかせたことがある。
もちろん前者2例はアニメ(ゲーム)の話だし、後者は本人がたびたび謝罪しています。
いずれも欠点というほどのものではないかもしれません。
が、当然長所でもありません。
なのに、それを「その子らしくていいじゃないか!」と全肯定していることがあるのです。
アイドルは日本語では「偶像」と訳されたりしますが、まさに狂信者になってしまいそうな魅力があるという意味では驚くほど的確な表現だと気づかされました。
アイドルは一種の宗教なのかもしれません。
まあアイドルに限った話ではないのですが、行き過ぎた崇拝は時に判断を大きく誤らせる気がしてなりません。
だから、時には一歩引いた視点から俯瞰的に見る必要があるんじゃないかと最近考えています。
某アイドルと某アイドルの対立構造が可視化されたときに、互いの信者が暴走しているのを見たことがある身としては特に…
痘痕も靨。決して悪いだけの意味ではないが、最近の自戒の言葉です。